[デザインストーリー] あらゆる人のためのデザイン
新たな可能性を創造する人々の物語
革新的なテクノロジーと優れたデザインの融合で、私たちの生活はより便利になります。Samsung Newsroomでは、サムスン電子(韓国本社、以下Samsung)の製品やその機能を通して新たな可能性を解き放ち、より豊かな生活実現し、人々にインスピレーションを与えてくれる方々にお話を伺いました。
世界を一緒に探検する
子どもと特別な瞬間を一緒に過ごしたい、とりわけ子どもの好奇心が育ち世界に興味を持ちはじめ、新しい発見に喜びを見出すようになると、親としてそう思うのは当然です。目の不自由な親にとって、子どもと一緒に世界を探検するには、別のアプローチが必要です。
「これはりんご、これは仔犬」
子どもは成長するにつれて、よく自分の周りにある知らないものを指差して学んでいくことが往々にしてあるものです。アクセシビリティのためにBixby Visionを活用すると、目の不自由な親は子どもが何に興味を持っているのかを、デバイスの音声によって知ることができます。目の前のものを視覚でとらえることが難しくても、音を通して子どもと一緒に世界を体験することができるのです。
[アクセシビリティのためのBixby Vision]
簡単な設定とシンプルなインターフェースで使用できるBixby Visionは、カメラを向けた先のものを音声で説明してくれるので周囲の把握に役立ちます。Bixby Visionは、シーン説明、1対象物認識、2文字リーダー、色の検出に対応しています。
*スマートフォンとタブレットの場合:アクセシビリティ→設定→音声アシスタンス→アクセシビリティのためのBixbyVision
** サービスとコンテンツプロバイダーは、国、端末OS、およびOne UIのバージョンによって異なる場合があります。
世界を一緒に楽しむ
同じ家族であっても、みんなそれぞれ違います。CODA3の家族では、子どもが耳の不自由な両親と手話で会話をすることがあります。両親は子どもが成長するにつれて何を経験し、何を楽しんでいるかをもっと知りたいと思うようになります。
「ママ、これ面白いでしょ!」
手話ズームを使用すると、手話が大きな画面に映るので、CODAの両親は子どもが何を見ているか理解しやすくなります。これで、家族全員がテレビの前での時間を楽しみ、笑いと喜びを一緒に共有できます。
[手話ズーム]
手話ズームでは、手話の範囲を自動的に認識して拡大し、耳の不自由なユーザーがより細かな口や顔の表情を確認できるようにします。手話の範囲を指定することで、倍率を最大200%まで調整することができます。この機能を使用して、スポーツイベントやクイズ番組のスコアなど、画面の特定の一部を拡大することもできます。
* テレビの場合: [ホーム] → メニュー → [設定] → [全般] → [プライバシー] → [アクセシビリティ] → 手話ズーム設定
** 2021年以降に発売されたすべてのSamsungスマートテレビ(日本国内未発売)でご利用いただけます。
世界とシェアする
私たちはみんなそれぞれが違っていて、身体能力は時間とともに変化します。世界中の人々がさまざまな経験をしながら生きていますが、誰もが自分のやりたいことをして、会いたい人に会い、思い通りの人生を描ける力を持っていると感じることが重要です。
「ソーシャルメディアを通じてみんなにインスピレーションを与えたい」
Samsungのスマートフォンやタブレットに搭載されているアシスタントメニューを活用すれば、身体の不自由な方も自撮りの撮影、編集、ソーシャルメディアでのシェアまでスムーズに行うことができます。アシスタントメニューを使えば、誰でも自分の端末でコミュニケーションを取り、新しい友達に出会うことができるのです。
[アシスタントメニュー]
アシスタントメニューを使用すれば、ショートカットアイコンをタップするだけでハードウェアボタン、アプリ、機能、その他の設定にアクセスできるため端末を簡単に使用できます。
*スマートフォンとタブレットの場合:設定→アクセシビリティ→制御と操作→アシスタントメニュー
世界の出来事を見逃さない
耳の不自由な方に周りの状況を知らせるためには、色々なアプローチで知らせることが重要です。
「照明は言葉になる」
照明は、耳の不自由な方たちが日常生活で必要な情報を知るために活用できます。SmartThingsは、誰かが玄関にいるとき、食事の準備ができたとき、洗濯が終わったときに照明の明かりでお知らせします。SmartThingsでは、照明がコミュニケーションをとる手段となりました。
[SmartThings]
SmartThingsアプリで端末と家電を同期すると、エアコン、洗濯機、冷蔵庫などを操作でき、通知を受け取ることができます*。そしてドアセンサー、照明、サーモスタットなどのパートナー製品に接続すると、スマートライトの明るさや色の変化で洗濯が終わったことを知らせてくれるなど、日常の作業**を自動化して手軽なものにしてくれます。
*通知を設定するには
- スマートフォンとタブレットの場合:SmartThingsアプリ→メニュー→通知→その他(⋮)→通知設定
- 2021年以降に発売されたテレビの場合:SmartThingsアプリ→設定→通知
テレビ通知は、視聴の中断を最小限に抑えるために制限されています。
**SmartThingsルーティンを設定するには
- SmartThingsアプリ→ 自動化→ 追加 (+) ルーティンの作成
これまで想像もしなかった可能性
Samsungはこのようなストーリーを通して、テクノロジーがもたらす利便性という恩恵をすべての人が享受する世界を育むことができると信じています。
身体が不自由なユーザーの方は、Samsung製品に搭載され、もともとアクセシビリティのためではなかった機能の新たな使い方を見出し、生活をより便利にするために活用されていることがあります。 そのため、Samsungはユーザーが製品やサービスと向き合うための新しい方法を提供し、実際の事例からインスピレーションを得て、Samsung Accessibility Committee4とSamsung Family Supportersとともにこのストーリーを作成しました。5
Samsungは、誰もが意義のある自立した生活を送れるよう、新しい可能性を解き放つアクセシブルなデザインを作り続けたいと考えています。
サムスン電子 Corporate Design Center UXチーム
※本記事は、身体の不自由な方へのインタビューやSamsung社員とその家族で構成する団体「サムスンファミリーサポーターズ」の協力のもと作成したストーリーで構成されています。
** イラスト: KIMUSTUDIO
発達障害のある才能あるデザイナーが、これまでアートに偏見を生んできた長年の固定観念に挑戦するアート作品を制作する団体
1 シーン説明モードは現在、英語 (米国)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、北京語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語 (スペイン) をサポートしています。
2 対象物認識モードでは、翻訳機能でサポートされている言語と同じ 54 の言語がサポートされています。
3 CODAとはChildren of Deaf Adultsの頭文字をとったもので、少なくとも1人の聴覚障がい者の保護者に育てられた子どもを指します。
4 Samsung Accessibility Committeeは、設計者や開発者とさむす密に連携して、すべてのSamsungユーザーのアクセシビリティエクスペリエンスを継続的に改善しています。
5 サムスン電子は、Samsung社員と障害のある家族で構成される「サムスンファミリーサポーターズ」と協力して、あらゆるユーザーのニーズを評価し、すべての人に使いやすさを提供しています。
コーポレート > デザイン
お問い合わせは Samsungカスタマーサポートセンター < samsung.com/jp/support > まで。
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